2005年04月19日

ふと

シャワーをあびていたら、ふと、夢枕獏のことを思い出してしまった。
夢枕獏。
あの有名な陰陽師の作者。
アレが世に知れるまでは、伝奇バイオレンスという謎のジャンルの人だった。
伝奇バイオレンスとは、マッチョ&妖怪&エロスといったキーワードに彩られたSFです。
アレに出会ったのは図書館通いをしていた中学生の頃だったか。
なんか変な集団が空海のミイラを盗んで悪いことをするような話に
自分はドラゴンボール以来のスリルを味わったのです。
高校生の頃は『上弦の月を食べる獅子』という話が大好きだった。
内容といえば、宮沢賢治と写真家がらせんに巻き込まれて仏教的な世界へ紛れ込んで
悟りを得るというような話しで、手塚治の火の鳥ような仏教的な世界観や、須弥山という山を登るに連れて生き物が進化して、最後に人間になる、というあまりのスケールのでかさに感動、何度も借りては読み返し、遂には2,500円くらいのハードカバーを購入してしまった。
その佛教観に痺れた自分はその後しばらく法華経の本とかも読んでいた気がする。
あそこで一歩間違っていたら・・・ いやいや考えるのはよそう。

自分が当時どれくらい上弦の月を食べる獅子が好きだったかというと、
高校1年の読書感想文に上弦の月を食べる獅子をテーマに書いてしまうくらい好きだった。
そして学年で3人くらいしか貰えない賞を貰ってしまった。
他の人は太宰治の人間失格とかいろんな文学作品を題材にしていたのに、自分はエンターテイメント。しかも伝奇バイオレンス。
あまりの思い入れの深さに教師どもも恐れをなしたのだろう。
クラスの担任との会話で、『読書が大好きです』『どんな本を読むの?』『夢枕獏です』『あっ、あぁ』みたいにお茶を濁されて、気まずい思いをしたこともあるなぁ・・・
大学1年の時の、『好きなバンドは?』『アイアンメイデンと人間椅子』ににているなぁ・・・
今でもあれはちょっと恥ずかしいなぁ・・・
でもアノ頃の自意識過剰さを今でも持ち続けていたら、今頃はきっとアーティスト。
ふっ、ならなくてよかったなぁ。

そうそう、気になって上弦の月を食べる獅子というキーワードで検索してみたら、
いろんなサイトがでてくる。
この本とかオタさいととか。
でも、そこでヒットしたのが夢枕獏がこのタイトルを拝借した元ネタ。
たしかあとがきにも書いてあったけど忘れた。
なんか新潟には廃校を利用したミティラー美術館というインド絵画の美術館があるらしい。
しかもそこの長谷川時夫という館長がタージマハール旅行団の人。
うーん、すごいぞ、なんかつながった。
こういう自分の好きなものがつながっていると感動するなぁ。
今日はこれにて。



posted by menjoy at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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